URLはGoogleの重要なランキング要素の一つです。そのためSEOに強いURLを心がけることも大切です。
SEOに強いURLとはどのようなものか一言でいうと、人間にとっても検索エンジンにとってもわかりやすいURLです。
URLは次のような形をしています。
https://www.example.com/path/to/file
このURLをどのようにするのがSEOにとっていいのか?その答えをこの記事で説明したいと思います。
わかりやすいURLにする
URLを見ただけでページの内容がわかるようなものが良いURLです。
わかりやすいということは、つまりユーザビリティが良いということです。ユーザビリティはSEO全体にわたって重要な要素で、URLも例外ではありません。
もちろん人間に対してだけでなく、検索エンジン対してもわかりやすいURLがベストです。
一例としてURLが直接リンクになっているような場合を考えます。このとき呪文のような文字列のURLのリンクをクリックしたいと思うでしょうか。得体の知れないURLはユーザーに警戒心を抱かせます。
しかし、リンク先に何が書いてあるかわかるURLであればユーザーもクリックしやすいでしょう。
検索エンジンにとっても理解できるURLであればリンク先を評価することが可能になります。
URLの長さどれくらいがいいのか?
URLの長さは短いほどいいです。
短いURLは長いURLよりもランクが高くなる傾向にあります。
長さは大体50〜60文字までが適切です。これよりもっと長い、例えば80文字以上などになるとランキングに悪影響を与える可能性が出てきます。
URLにはターゲットキーワードを1〜2個含める
URLにキーワードは必ず含めるべきです。
URLごとに含めるターゲットキーワードの数は1つか2つまでがいいとされています。これ以上のキーワードを含めても、Googleには評価されません。そればかりかキーワードの乱用とみなされれば評価を落とす可能性すらあります。
Googleのドキュメントの無関係なキーワードにも「キーワードの乱用」について言及されています。
コンテンツでキーワードの乱用は良くないということを聞いたことがあるかもしれないが、これはURLにも当てはまります。
適切にキーワードを含めれば、わずかですがランキングを押し上げる効果を期待できるでしょう。
いくつの単語を使うべきか?
URLごとに単語の数は3〜5語程度にします。
コンテンツのエッセンスをおよそ3〜5語に凝縮して、シンプルでわかりやすいURLにすることを心がけましょう。
これに実践することよってURLの長さも短く保てます。
キーワードの繰り返しを避ける
URLでキーワード(あるいはそれに関連する単語)を繰り返し使用しない
次のはわざとらしい例ですが、キーワードが繰り返しURLに使われています。
https://www.example.com/seo-keyword/seo-keyword.html
繰り返しキーワードを使ってもGoogleはそれを評価しないので意味はありません。やり過ぎればスパムとみなされる可能性さえあります。
アンダースコアではなく、ハイフンを使用する
単語の区切りにはハイフン(-)を使います。
一般にハイフン(-)とアンダースコア(_)のどちらでも使用できますが、ハイフン(-)を使うのが最良です。
小文字を使用する
URLには常に小文字を使用する。
大文字を使用すると、特定のサーバーでリダイレクトまたは404エラーが発生する可能性があります。
ストップワード
ストップワードとは英語の冠詞、前置詞、接続詞、代名詞などのことです。
ストップワードが具体的になんであるかは75 Stop Words That Are Common in SEO & When You Should Use Themを参照してください。
ストップワードについては次のことを考慮します。
- ストップワードを使わない表現が可能ならストップワードは使用しない。
- ストップワードを使うことにより、ユーザーにとってURLが読みやすく、わかりやすいものになるのなら使用する。
ストップワードを使用することによるペナルティの可能性はほとんどないと考えて良いでしょう。通常はストップワードは単に無視されます。
ここで優先すべきは「わかりやすいURL」です。
つまり、URLのわかりやすや・読みやすさを優先して必要があればストップワードを含めます。一方、ストップワードを含めるとURLは長くなります。これはデメリットですが、読みやすさよりは優先度は高くありません。
URLごとに最大2つのフォルダを使用します
URLで使用するディレクトリの数はできる限り少なくするのが最良です。
ディレクトリの数は、言い換えればディレクトリの深さです。ディレクトリが深くなりすぎると重要なコンテンツとみなされなくなることが考えられます。
また、URLも必然的に長く複雑になりますので可読性や長さがデメリットとなります。
HTTPSを使う
セキュリティに関しては重要になる一方です。そのためウェブサイトにもHTTPSを使いましょう。
レンタルサーバーでも簡単にHTTPSを使えるようになっていますし、フリーのSSL証明書の発行機関もありますので、個人でも簡単に利用できるようになってきました。
HTTPSはGoogleのランキングにも重要な要素で、将来はさらに重要性が増すでしょう。
まとめ
ここで説明した指針のほとんどは「わかりやすいURL」が根底にあります。つまりURLに情報を詰め込みすぎずにシンプルでわかりやすくすることが最重要になります。
また、ホスト名(ドメイン名)、ディレクトリもURLの一部です。したがってこれらも考慮してキーワードが重複しないか検討します。